日曜夜、暇に任せてネットを徘徊していると、私の勤め先から若くして転職した人の記事を目にしました。
大企業による閉塞感とか個性を出せない全体主義とか会社の制度を変えられない無力さ等、書かれていることはいちいちその通りだなと、、30年以上ここに勤めている私も考えさせられましたが、話の中身とは別に身につまされる部分が。。
若い彼が一念発起し転職を考え、上司にその事を告げた時、、、。
転職の報告を上司にすると「心から応援しているよ」と言ってくれた。
「ただし、必ずこれまでお世話になった人に挨拶すること。そして、あの時辞めたのは正解だったと言える人生にしてほしい」
今でもよく連絡を取りあうが、この人が最後の上司で本当に良かったと思う。
ちょっとジーンとしてしまいました。
おそらくこの上司は今の私より若いと思いますが、、、今の私、こんなちゃんとしたこと言えるだろうか?
せいぜい、「転職先でも頑張ってね。何か困ったことあったら相談に乗るから気軽に連絡してね」くらいの事しか言えないんだろうなと。。
最近、本当に周りの人の人間力の高さを実感し、自分の足りなさを痛感します。
今更どうしようもない事だけれども、会社の仕組みや処世術を器用に利用して、まあまあ上手に社会人(会社人?)をこなしてきた私は、最短距離で効率的にまあまあなポジションと報酬を得てきたゆえに、人間としての成長は出来なかったのだろうな、、と少し後悔しています。。
まあ、いまさらじたばたしても仕方ないので、こんな自分のままでも人生楽しめないかを模索していきます。。