年金を何歳から受け取るか、、、みたいな議論で、平均寿命ではなくて健康寿命で議論すべき。。。みたいな、いかにも「正論」ポイ話がありますが、、、。
イヤイヤ、、、その健康寿命って何よ?って気になりません?
健康寿命が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されているため、平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「健康ではない期間」を意味します。
コレで納得してはいけません。。
「健康」って何よ?って事です。。
ここで問題になるのが,「健康な人の割合」としてどのようなデータを用いるかです。ご質問の健康寿命の数値は,「健康日本21(第二次)」で採用されているものです。これは,厚生労働省国民生活基礎調査により,全国から無作為抽出された国民を対象に,「あなたは現在,健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」と尋ねて,「ある」と回答した人は不健康,「ない」と回答した人は健康とみなして計算したものです。この方法で計算した健康寿命を「日常生活に制限のない期間の平均」と言います。
ええーー!! このレベルの定義ですか?
じゃあ、「最近、ちょっと耳が遠くて・・・」とか、「足が痛くて階段の昇降がちょとつらいの」みたいなものも、寝たきりで排便も独りでは出来ない、、、ってのも一緒くたですか?
つまりは、そういうことなんですよね。
この件そのものに問題を感じるのではなくて、全ての議論が、こういう事になってるんじゃないの?と疑いたくなってます。。
どこまで掘り下げた共通認識で議論するか、、、がとても大事ですよね、、と思いました。。
少なくとも、SNS等で表面的な事実だけで過敏に反応するのはとても危険なことだと思います。「事実≠真実」ではないので。。。まあ、真実って何よ?ってのもありますが、、、どこまでの共通認識で物を言うのかは冷静に考えたほうが良いですね。。
ちなみに、、、ご参考に、健康寿命の実際は・・・
「他人にた頼っての生活になるのは、だいたい亡くなる前の2年くらい」だそうです。
(還暦後の40年: データで読み解く、ほんとうの「これから」 より)